有限要素法のフリーのソフトウエア を試す

CAEで使われるフリーの有限要素法(FEM)ソフトウエアであるCalculixやOpenfoamを使ってみようとチャレンジしてたその足跡を残す。。。ついでに他のフリーソフトや商用ソフトの無償版にも手を出してみる。

ソルバーや解析の種類によっても減衰の入れ方が違うかもしれないという話(静解析屋さんのための動解析FEM講座128)


さて前回までで

自由振動試験結果→対数減衰率→減衰比

間で求まりました。


ここで、解析ソフトに減衰を入力しようと思うのですが、同じソフトでも解析の種類によって減衰の入れ方が変わります。

例えばNastranで動解析といっても、色々あります。


ソリッド要素などの構造要素に減衰を入れる場合、解析の種類と減衰の種類の組み合わせは

(実)固有値解析:減衰不可

直接法過渡応答解析:構造減衰係数と変換周波数

直接法周波数応答解析;構造減衰係数

モーダル法過渡応答解析:モーダル減衰

モーダル法周波数応答解析:モーダル減衰

となります。

固有値解析は、減衰不可です。

ただし複素固有値解析というものがあり、それには減衰を入力しますが、素人が触ってはいけません。。。

直接法過渡応答解析(時刻歴応答解析)はCalculiXでも説明した解析法です。CalculiXでは減衰は入力できませんが、Nastranでは(と言うか普通の商用ソルバーは)入力可能です。

モーダル法や周波数応答の話はまた後でしますので、

まずは直接法過渡応答解析(時刻歴応答解析)話からしましょう。。


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テーマ:宇宙・科学・技術 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2011/06/22(水) 23:29:47|
  2. 解析講座
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ブログ読ませていただきました。
とても有意義なことを把握できたと思っています。

すごい知識がある方と思い、1つ質問があります。
ご存知でしたら教えてください。

NASRANのプログラムでモーダル法と直接法はSOLの後の数字を変更するだけで解析方法を変更することが可能と考えています。この考えは正しいでしょうか?
また、200Hz以上の高周波の解析では直接法が有効であり、それ以下の周波数ではモーダル法の解析が有効だと思っています。また、モーダル法、直接法の結果は大きく異なる場合がある。
以上の知識は正しいでしょうか?

もわかれば教えていただけないでっしょうか?
よろしくおねがします
  1. URL |
  2. 2011/06/25(土) 20:53:44 |
  3. #CCszt65c
  4. [ 編集]

Re: ご質問の回答


質問された方、こんにちは。

では回答いたします。。。

> NASRANのプログラムでモーダル法と直接法はSOLの後の数字を変更するだけで解析方法を変更することが可能と考えています。この考えは正しいでしょうか?

残念ながら間違っています。多分マニュアルは多少読まれていると思うので、うすうす感じているとは思うのですが、モーダル法を使う場合、入力ファイルに固有値解析の設定をする必要があります。テキストコマンドベースで言うと、METHODカードとかEIGRLカードが必要になります。減衰を考慮しているのであれば、それも入力方法が変わります。

> また、200Hz以上の高周波の解析では直接法が有効であり、それ以下の周波数ではモーダル法の解析が有効だと思っています。

これも一般的に言えば間違っています。モデルの大きさや使用する材料物性値によってもどちらが有利か分かれます。
これが正しい場合は、モデルの固有値のモードの数が200Hz以下に変形を表すのに十分あり、なおかつその固有ベクトルをモーダル応答計算に使っている場合です。

>また、モーダル法、直接法の結果は大きく異なる場合がある。
これは正しいです。またモーダル法を使う場合、固有値解析の設定によっても答えが変わってきます。。。

もしかしたら私の回答の意味も良く分からないかもしれません。しかし、セミナーでモーダル法についてそれなりにキチンと説明しようとすると、最低でも半日はかかってしまう内容です。。。

このブログでも数ヵ月後に説明しようとは思っていますが、お急ぎの場合はMSCやシーメンスなどのソフトウエアのベンダーのセミナーに出るかサポートに聞くのが早いです。。。
  1. URL |
  2. 2011/06/26(日) 22:02:21 |
  3. tsunodako #-
  4. [ 編集]

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