有限要素法のフリーのソフトウエア を試す

CAEで使われるフリーの有限要素法(FEM)ソフトウエアであるCalculixやOpenfoamを使ってみようとチャレンジしてたその足跡を残す。。。ついでに他のフリーソフトや商用ソフトの無償版にも手を出してみる。

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L型金具の問題 その15 剛体要素 入力データを作ってみる


それでは、L型金具モデルに剛体要素を入れてみます。

まず、剛体にする節点を指定します。

cgxでメッシュデータを立ち上げて、rigidという節点のセットを作成し、出力しておきます。

cgx -c Lgata01.inp

qadd rigid
r
r
a
[長い直線部の端の節点を囲んで]
n
q

lgata22
クリックすると大きくなります。

send abq rigid nam

cgxを終了し、次に入力データを書き換えます。

まずメッシュデータですが、

前回書いたようにモーメントを与える節点を作成しておきます。

メッシュデータの節点データの一番最後に、節点を一つ追加しておきます。

以下の例では節点850を追加します。

847,2.600000000000e+002,5.625000000000e+001,0.000000000000e+000
848,2.800000000000e+002,5.625000000000e+001,0.000000000000e+000
849,3.000000000000e+002,5.625000000000e+001,0.000000000000e+000
850,50,600,0

次に、inpファイルを編集します。まず、*rigid bodyコマンドを追加します。

*RIGID BODY,NSET=Nrigid,REF NODE=217,ROT NODE=850

REF NODEは剛体節点上の217を指定しました。

次にモーメントを指定します。

前の解析の*CLOADを削除して、以下のものを加えます。

*CLOAD
850,3,90000

これで、節点850のZ軸回転方向に90000のモーメントを与えたことになります。

これで終わりのはずですなので、ひとまず計算してみます。

ccx lgata02

エラーが出てきました。。。。

つづく。


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  1. 2010/02/01(月) 21:04:39|
  2. Calculix線形静解析
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L型金具の問題 その16 剛体要素 計算してみましたが

前回のデータで計算すると、

*ERROR in mastruct: zero column
node=217,DOF=3

というエラーが出ます。。。

メッセージを直訳すると、mastructの節点217の自由度3が0コラムになっているとなります。

ソースが公開されているので、mastructなどが何かは調べられないことはないのですが、

節点番号と自由度が出ているので、その部分で何か悪い設定がされているのは予測つきます。

さて、このL型金具のモデルは2次元なので、自由度番号3はモーメントを入力した節点850以外はないはずです。

しかし、節点217の自由度3がエラーになるということは、剛体要素が3次元のため自由度3が出てきてしまった可能性が高いです。

よって、この自由度を*BOUNDARYで止めることにします。

*BOUNDARY
Nfix,1,2,0
217,3

これのように修正して計算してみます。

*ERROR in mastruct: zero column
node=850,DOF=1

上記のエラーが出ますが、これもやはり節点850の自由度1に問題があるということです。

節点850はモーメント入力のためのダミーの節点で、自由度3以外は使わないので、自由度1と自由度2をとめておく必要があります。

Nfix,1,2,0
217,3
850,1,2

これで計算してみます。


Factoring the system of equations using spooles

Job finished


今度は計算がうまくいったようです。


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  1. 2010/02/02(火) 21:03:30|
  2. Calculix 紹介 インストール
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L型金具の問題 その17 モーメントを使った計算結果

それでは計算結果です。

x方向応力
lgata23a


y方向応力
lgata24

ミーゼス応力
lagat25

節点集中荷重をかけたときより、端部の応力の乱れが少なくなっているのがわかります。


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  1. 2010/02/03(水) 21:29:00|
  2. Calculix線形静解析
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L型金具の問題 その18 応力を数値で出力と最終的な入力データ

さて、計算ができたので、参考書と応力を比較したいと思います。

応力の値を数値出力するように設定して、もう一度計算してみます。

*EL print, ELSET=EALL
S

最終的な解析入力データは以下のようになりました。

*INCLUDE, INPUT=all.msh
*INCLUDE, INPUT=fix.nam
*INCLUDE, INPUT=rigid1.nam
*MATERIAL, Name=steel
*ELASTIC
200000, 0.3
*SOLID SECTION, Elset=Eall, Material=steel
*RIGID BODY,NSET=Nrigid,REF NODE=217,ROT NODE=850
*STEP
*STATIC
*BOUNDARY
Nfix,1,2,0
850,1,2
217,3
*CLOAD
850,3,90000
*NODE FILE, NSET=Nall
U,RF
*EL FILE
S, E
*NODE print, NSET=Nall
U,RF
*EL print, ELSET=EALL
S
*END STEP



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  1. 2010/02/04(木) 21:33:59|
  2. Calculix線形静解析
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要素のテキスト結果を見てみる


応力のテキスト出力結果を見てみます。

stresses (elem, integ.pnt.,sxx,syy,szz,sxy,sxz,syz) for set EALL and time 0.1000000E+01

1 1 1.6921E-01 4.9043E+01 1.4764E+01 -7.3235E-01 -6.6376E-12 2.2207E-11
1 2 -5.9394E-01 4.4212E+01 1.3085E+01 -1.6175E+00 9.9601E-12 4.6313E-12
1 3 -1.1669E+00 3.9824E+01 1.1597E+01 -2.4119E+00 -3.1438E-13 -3.2963E-12
1 4 1.3623E-01 5.0509E+01 1.5194E+01 -2.8276E-01 -1.9536E-12 -1.9380E-11
1 5 -3.8799E-01 4.5268E+01 1.3464E+01 -9.6871E-01 -2.8252E-12 -2.2473E-11
1 6 -7.2199E-01 4.0472E+01 1.1925E+01 -1.5640E+00 -3.6722E-12 1.5325E-12
1 7 8.2383E-02 5.1967E+01 1.5615E+01 -1.1992E-01 -1.4136E-12 -5.6045E-12
1 8 -2.0291E-01 4.6316E+01 1.3834E+01 -6.0670E-01 -2.5520E-12 2.0475E-12
1 9 -2.9798E-01 4.1110E+01 1.2244E+01 -1.0028E+00 -1.0009E-11 4.7606E-12
1 10 1.6921E-01 4.9043E+01 1.4764E+01 -7.3235E-01 -6.3593E-14 1.9750E-12
1 11 -5.9394E-01 4.4212E+01 1.3085E+01 -1.6175E+00 -2.8807E-12 2.4144E-12
1 12 -1.1669E+00 3.9824E+01 1.1597E+01 -2.4119E+00 -2.6434E-13 1.2278E-12
1 13 1.3623E-01 5.0509E+01 1.5194E+01 -2.8276E-01 1.4804E-13 -1.4157E-12
1 14 -3.8799E-01 4.5268E+01 1.3464E+01 -9.6871E-01 -1.7587E-12 -5.4523E-13
1 15 -7.2199E-01 4.0472E+01 1.1925E+01 -1.5640E+00 9.6927E-13 -1.9611E-12
1 16 8.2383E-02 5.1967E+01 1.5615E+01 -1.1992E-01 2.6089E-12 2.9404E-12
1 17 -2.0291E-01 4.6316E+01 1.3834E+01 -6.0670E-01 1.3894E-12 -1.8557E-12
1 18 -2.9798E-01 4.1110E+01 1.2244E+01 -1.0028E+00 -1.8474E-12 -6.6733E-13
1 19 1.6921E-01 4.9043E+01 1.4764E+01 -7.3235E-01 -1.9026E-12 -2.2207E-11
1 20 -5.9394E-01 4.4212E+01 1.3085E+01 -1.6175E+00 -1.4199E-12 -4.6313E-12
1 21 -1.1669E+00 3.9824E+01 1.1597E+01 -2.4119E+00 3.1438E-13 -1.3784E-11
1 22 1.3623E-01 5.0509E+01 1.5194E+01 -2.8276E-01 1.0494E-11 -6.2404E-12
1 23 -3.8799E-01 4.5268E+01 1.3464E+01 -9.6871E-01 2.8252E-12 -1.1687E-11
1 24 -7.2199E-01 4.0472E+01 1.1925E+01 -1.5640E+00 3.6722E-12 -1.0073E-11
1 25 8.2383E-02 5.1967E+01 1.5615E+01 -1.1992E-01 1.4136E-12 -2.9357E-12
1 26 -2.0291E-01 4.6316E+01 1.3834E+01 -6.0670E-01 2.5520E-12 6.4927E-12
1 27 -2.9798E-01 4.1110E+01 1.2244E+01 -1.0028E+00 1.4684E-12 3.7796E-12

結果は積分点について出力されています。

しかし、シェル要素なのに27点あるんか?

よーくみると1-9、10-18、19-27で同じ値になっていますので、実質9つ分です。

たぶん、他の要素の出力と整合性をとるためにこのような出力なのでしょう。


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  1. 2010/02/07(日) 22:35:08|
  2. Calculix線形静解析
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積分点は何処??


応力の見方がわかったので、参考書(例題で学ぶ有限要素法応力解析のノウハウ)の図5.7のような断面応力分布のグラフを書いてみることを目標にしてみます。

ところが、要素内の応力は積分点について出力されます。

この積分点の位置がわからないと、要素内の応力分布はわからないことになります。

マニュアルを見てみると、今回使用した平面ひずみ要素CPE8は、平面応力要素CPS8の特別の場合であり、

さらにCPS8はシェル要素S8の特別な場合であり、

またさらにS8は20節点ソリッド要素C3D20が縮退したものである、と書いてあります。。。

そこで、積分点はC3D20要素と同じ可能性が高いです。

マニュアルでC3D20をみてみると、積分点の図が書かれています。

LGATA26
クリックすると大きくなります。

ガウスの3点積分公式を使っていそうな感じですが、

マニュアルだけでは正確なところはわかりません(参考文献を参照となっている)。

ソースコードを解読すればわからないこともないのですが、話がなかなか先に進まなくなると思うので、、

今回は真ん中の積分点の応力の値を要素の代表的な応力の値と扱って、結果をまとめてみます。。。

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  1. 2010/02/08(月) 22:42:51|
  2. Calculix線形静解析
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直線部の断面応力分布を見てみる

今回は直線部の断面応力分布のグラフを書いてみたいと思います。

参考書(例題で学ぶ有限要素法応力解析のノウハウ)の図5.5のCD部に近い以下の部分の応力値を取ってみます。

lgata27
クリックすると大きくなります

.datファイルから該当する部分の応力結果を抜き出します。(全手動で。。。)
抜き出すのは要素中心の積分点の応力である14番(昨日の記事参照)です。

8 14 8.9820E-04 4.7255E+01 1.4177E+01 2.3927E-03 -4.2878E-12 -7.0890E-13
23 14 3.6517E-03 3.3753E+01 1.0127E+01 5.7113E-03 2.6938E-12 -1.4199E-12
37 14 1.4802E-02 2.0242E+01 6.0770E+00 1.3548E-02 -5.7108E-12 1.5450E-12
52 14 1.9417E-02 6.7323E+00 2.0255E+00 5.4460E-03 1.0351E-11 -5.3241E-12
112 14 1.9447E-02 -6.7677E+00 -2.0245E+00 -5.3040E-03 -5.5805E-12 2.7126E-12
97 14 1.4861E-02 -2.0258E+01 -6.0730E+00 -1.3532E-02 -3.3996E-12 -1.1262E-12
82 14 7.7151E-03 -3.3743E+01 -1.0121E+01 -1.4684E-02 0.0000E+00 3.7363E-12
67 14 1.9085E-03 -4.7231E+01 -1.4169E+01 -6.6406E-03 0.0000E+00 5.3376E-13

あとはEXCELにこれをコピーして、σyを縦軸、横軸に距離をとってグラフに出力します。

以下のグラフは、近似曲線機能を使って、補外予測しています。

lgata28
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参考書の図5.7のCD間のグラフとほぼ同じグラフが描けたと思います。


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  1. 2010/02/09(火) 22:59:48|
  2. Calculix線形静解析
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応力結果出力と座標系のお話


次に、曲線部の応力分布をグラフにしたいのですが、その前に応力結果と座標系の話をします。

大部分の方がわかっているとは思いますが、

何を隠そう私は解析をし始めたころはよくわかってなかったこともありますし、

わからないと何のために次回以降の作業しているかがわからなくなるので、記しておきます。。。


まず、応力状態というのは、静解析の場合、荷重と拘束条件を決めて計算すれば一意に決まるのですが、

応力方向成分の値(σx、σy、τxyなど方向をあらわす添え字がつく応力)というのは、場所だけ決めても一意に定まりません。。。

なぜかというと、参照する座標系が異なると、値が変わってしまうからです

以下のような単純な棒の引っ張りを考えます。

lgata29
クリックすると大きくなります。

常識的には1のように座標系をとるとしっくりきます。この場合、σxは他の応力成分に比べて大きい値になります。

ところが、3のような座標系でモデルを作ったとします。この場合、形状、境界条件は物理的には同じモデルにもかかわらず、σxはほとんど0(場所にも寄りますが、ポアソン効果で圧縮応力が出るところもあります)になります。

2のような座標系をとった場合は、σxは1と3の間の値になると予測されます。。。

とにかく、物理的には同じモデルなのに、座標系が変われば応力値が変わってしまうということになります。

「座標軸はプリポストに表示されていて、その座標系にしたがって結果が出ているからそんなことは気にしなくてよいのでは?」

と思われる方がいるかもしれません。(後で述べますが、この考え方は間違っている場合もありますので注意が必要です)

確かに、CalculiXでは2次元要素、3次元要素については、表示されている全体座標系で応力の結果が出力されます。

lgata30
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しかし、それでは不便なことがあります。このL型金具の解析も不便な場合に相当します。

この金具で注目すべき応力は曲げ応力だと思うのですが、

例えばy方向の応力をcgxで出力すると、前にも出しましたが以下のようになります。

lgata23
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長い直線部では曲げ応力に相当する応力値を表示しているのですが、

曲線部と短い直線部では曲げ応力の方向とσyが一致しません。

σxにすれば、短い直線部では曲げ応力に相当する応力の表示になりますが、

やはり曲線部では曲げ応力を表示できません。

表示させるためには、曲線部分の要素の方向にそった座標系で応力を表示させる必要がありますが、

cgxではそのような機能がないので、曲線部分の曲げ応力はcgxでは表示できないということです。。。

ただし、全体座標系での応力結果から、それを要素の方向に合うように計算することはできますので、

その方法で曲線部の断面応力分布を計算したいと思います。


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  1. 2010/02/10(水) 23:11:48|
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要素の方向を定義する

前回書いたとおり、応力の値は参照する座標系によって変わってくるものがあります。

よって、曲げ応力を出すためには曲げ方向に沿った要素の座標系が必要になってくるということになります。

曲げ方向に沿った座標系が決まれば、全体座標系での応力の値を、曲げ方向に沿った座標系に合わせて回転させればよいのです。

回転の方法は後で調べるとして、今日はL型金具のシミュレーションで曲げ方向に沿った座標系を定義します。

以下の左図の赤い線で示した断面の応力を見ることにします。

応力は、要素中央の値をみるので、以下の右図のように中間節点を結んだ直線を応力を計算する座標系のX軸、

それに垂直な方向をy軸と定義するのが自然だと思います。

lgata31
クリックすると大きくなります。

この座標系は全体座標系をθ度回転させたものになりますので、

応力の値もこの角度分回転させれば、曲げ応力の値になりそうです。


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  1. 2010/02/11(木) 23:58:18|
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応力テンソルの回転

私は数学の記号は苦手です。。。(^^;

また、テンソルというのもよくわかりません。。。

応力が何MPaというのは、まだピンとくるのですが、

応力テンソルを変換して・・・、という話はあまり好きではないです。

ですが、ポストで応力の回転を自動処理してくれないので、やるしかないです。

テンソルというのは、数学的には広く深い意味を持つようですが、

とりあえず応力テンソルは応力を行列形式で表現したものと考えてよいでしょう。

lgata32

次に座標変換マトリックスの定義です。

今回の回転はz軸周りとなるので、z軸周りの回転マトリックスになります。
lgata33

回転変換後の応力テンソル[σ']は以下のようになります。(このページに解説があります)

lgata34


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  1. 2010/02/14(日) 19:16:31|
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回転変換マトリックスの成分を計算する

応力の回転方法がわかったので、実際に計算して見ます。

まず計算する曲線部の断面は以下の要素中央の部分をとります。

lgata35

参考書では、節点上の断面をとっていて、今回見る場所とは多少ずれています。

次に、回転角度の計算です。

まず、要素番号175の要素の注目して、前々回の図で定義したように要素の角度を決めます。

節点608と節点610を結ぶ線分のベクトルを計算します。

座標値は
608,1.258235958012e+002,1.154180216586e+002,-7.105427357601e-015
610,1.340654184900e+002,1.248160192521e+002,0.000000000000e+000

なので、方向成分を引き算すれば出てきます。
v=(8.24182,9.39800,0)

必要なのはsinθ、cosθの値なので、まず、このベクトルの大きさを計算して

|v|= 12.5

sinθ=9.398/12.5=0.751839807
cosθ=8.24182/12.5=0.659345815

となります。

この値を前回定義した[T]およびその転置行列に代入すればよいはずです。


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  1. 2010/02/15(月) 22:32:36|
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EXCELを使って応力の座標変換を行ってみる

回転ベクトルが定義できたので、応力を回転座標変換を計算してみます。

まず要素175の応力の値は

175 14 -3.3366E+01 -2.6427E+01 -1.7938E+01 2.6230E+01 -1.4764E-12 1.3451E-12

並び順は、x方向、y方向、z方向、xyせん断、xzせん断、yzせん断、となっています。

これを応力テンソル風にエクセルに記入します。

lgata36

次に前回計算した回転変換行列とその転置行列をエクセルに記入します。

lgata37

あとは
lgata34
にしたがって、順番に計算していけばよいです。

計算にはエクセルのMMULTを使うと簡単です。
(使い方を説明すると長くなるので省略しますが、エクセルのヘルプに出てますし、ぐぐっても出てきます。)

lgata38
クリックすると大きくなります。

計算結果はσy’=56.355となり、大きい圧縮応力がおきているのがわかります。


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  1. 2010/02/16(火) 22:42:35|
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曲線部の応力断面結果を見てみる

前回の作業を断面上の全ての要素について行います。

ただし、回転方向ベクトルは同じ方向を向いているので、計算しなおす必要はないです。

曲げ応力に相当する応力成分はy方向になります。

断面上の全ての応力について計算して、応力分布をグラフに書くと以下のようになります。

lgata39
クリックすると大きくなります。

グラフは近似曲線を2次曲線として、補完しています。

参考書お持ちの方は図5.7のEF断面のグラフと見比べていただければ、大体同じ曲線を描いているのが確認できると思います。


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  1. 2010/02/17(水) 22:53:17|
  2. 未分類
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スタンプモデル その1


今回からは、参考書(例題で学ぶ有限要素法応力解析のノウハウ)の5.3章にあるスタンプの問題をCalculiXで解いてみようと思います。

問題は、スタンプをスタンプ台に押し付けてへこませる問題で、成型解析の基本的なものです。

この例題では、スタンプはモデル化せずに面圧力の荷重条件もしくは強制変位の境界条件で与えます。

stamp01
クリックすると大きくなります。

モデル化はショートケーキモデルを用いて行います。

stamp02
クリックすると大きくなります。

ショートケーキモデルはcgxでは作れないかもしれませんが、
まあその時は手動で要素を作るということで。。。(^^;

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  1. 2010/02/18(木) 21:34:15|
  2. Calculix線形静解析
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スタンプモデルその2 ショートケーキモデルの形状を作成する

参考書のモデルでは、

-円筒系の座標軸を用いている

-最内部(中心軸に接する)要素は三角柱要素になる。

-r-z面上の要素分割は不均等メッシュを用いている。


など、cgxでは難しそうなモデル化が必要です。

そこで、とりあえず均等メッシュでモデルを作成できることを確認して、

うまくいったら不均等メッシュにチャレンジしたいと思います。


それでは形状作成してみます。

CalculiXのプロンプトをたちあげて、cgxを立ち上げます。

cgx -b stampl01.fbd


続けて、点を打ちます。

pnt P001 0 0 0
pnt P002 50 0 0
plot pa all
frame

2つの点を結びます。

qlin
r
r [カーソルの大きさを決める]
[P001を囲って]
b
[P002を囲って]
g
q
plus la all

qadd se1
r
r [カーソルの大きさを決める]
[L001を囲って]
l
q

swep se1 se2 tran 0 0 50
plus sa all
frame

qadd se3
r
r [カーソルの大きさを決める]
[A001を囲って]
s
q

断面ができましたので、これを回転させます。

参考書では角度は2度となっています。

swep se3 se4 rot P001 P003 2

これでショートケーキモデルの形状ができました。

stamp03
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  1. 2010/02/21(日) 21:15:35|
  2. Calculix 紹介 インストール
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スタンプモデル その3 とりあえずメッシュを切ってみる


それでは昨日のモデルにメッシュを切って見ます。

シミュレーションはCalculiXの精度から考えて、20節点2次ヘキサ要素を使おうと思っていますが、

今のところためしなので、8節点1次ヘキサ要素できってみます。

elty all he8

mesh all

以下のような、グラフィック設定にすると要素分割が見やすくなります。

plot e all
[cgx 左クリックメニューから]
Viewing→Toggle Element Edges
Viewing→Dots

要素分割数のデフォルトは4になっています。

見た限りはメッシュが切れているように見えます。

stamp04
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  1. 2010/02/22(月) 21:19:51|
  2. Calculix線形静解析
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スタンプモデル その4 メッシュチェック


昨日メッシュは一応切れましたが、正しく切れているのかを確認します。

最内部の要素が三角柱要素になっていればよいのですが。。。

要素番号と節点番号を表示します。

plot na all
plus ea all

stamp05
クリックすると大きくなります。

中心軸上の節点が重なっているようです。

正しく三角柱要素ができていれば、中心軸上の節点は重なることはないのですが。。。

ためしに節点、要素データを出力してみます。

send all abq

要素番号1番の節点入力データを見てみると、

*ELEMENT, TYPE=C3D8, ELSET=Eall
1, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8

通常のヘキサ要素のように出力されています。。。

属する節点の座標を調べてみると、

1,0.000000000000e+000,0.000000000000e+000,5.000000000000e+001
2,0.000000000000e+000,0.000000000000e+000,3.750000000000e+001
3,0.000000000000e+000,0.000000000000e+000,3.750000000000e+001
4,0.000000000000e+000,0.000000000000e+000,5.000000000000e+001
5,1.250000000000e+001,0.000000000000e+000,5.000000000000e+001
6,1.250000000000e+001,2.220446049250e-016,3.750000000000e+001
7,1.249952403830e+001,1.090816937297e-001,3.750000000000e+001

節点番号1と4、および2と3が同じ座標値になっています。

どうやら、同じ位置の節点を使うことによって、ヘキサ要素として無理やり作ったようです。

cgx には2重節点を結合するmergというコマンドがあるのですが、同じ要素に属する節点の結合はエラーになるみたいで、うまくいきません。。。

最内部の要素は手動の手直しが必要なようです。


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  1. 2010/02/23(火) 21:56:21|
  2. Calculix線形静解析
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スタンプモデル その5 不均等分割メッシュを確認してみる

前回、メッシュの手直しをしなければならないことがわかりましたが、

手直しついでに、メッシュの不均等分割の方向を確認しておきたいと思います。

前のL型金具のシミュレーションで不均等メッシュを行おうとしたのですが、

メッシュを細かくする方向が意図している方向と逆方向にしか細かくできませんでした。

しょうがないので、今回は形状を作る時から方向を意識して、

うまく意図している方向にメッシュが細かくなるようにしたいと思います。

参考書に従えば、力を加える部分はメッシュを細かく、つまり

-高さ方向へは円筒の上面に向かって

-半径方向へは中心に向かって

メッシュを細かくしていくようなモデルになっています。

今回はそれを目指したいと思います。

まず、現状どうなっているのかを確認します。

メッシュを一旦全部削除します。

del mesh

次に分割比を入れます。今回はqbiasを使います。

qbias
r
r [カーソルをモデル全体が囲えるくらい大きくする]
a
4
q

これでモデル全体が分割比4に設定されます。

これでメッシュを切ってみます。

mesh all

stamp06
クリックすると大きくなります

現状、中心方向はOKなのですが、高さ方向の比が逆になっています。

次回以降で、高さ方向の分割比が逆になるようにモデルを作って見ます。


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  1. 2010/02/24(水) 21:21:15|
  2. Calculix線形静解析
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スタンプモデル その6 メッシュ分割の見直し

前回までは試しということで、形状やメッシュを適当に作ってきましたが、

今回からは参考書どおりのモデルになるようにきちんと作っていきます。。。

まず、参考書のモデルの再確認ですが、半径方向のメッシュ分割は

中心から15mmまでは均等に6分割、それより外は不均等に7分割

厚さ方向は

不均等に9分割

となっています。

半径方向に均等メッシュ部分と不均等メッシュ部分では別のソリッド形状を作った方がよさそうです。

また、参考書では1次要素ですが、ここでは2次要素を使います(CalculiX1次要素の精度が悪すぎるため。。。)

メッシュは以下のような感じになる予定です。

stamp07a

クリックすると大きくなります。

作成手順は次回以降ということで...


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  1. 2010/02/25(木) 22:54:15|
  2. Calculix線形静解析
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スタンプモデル その6 モデルを作り直す


今回から参考書どおりにメッシュ分割できるように、モデルを作り直します。

まず、r(x)方向に等分割の領域と不均等分割の領域があるので、

あとでメッシュ分割の設定を与えやすくするために別のサーフェスとして作成します。

また、不均等分割の方向を合わせるため、上面から作成します。

まず、cgxを立ち上げて、

cgx -b stamp02.fbd

今回はGUIを使わずに(qで始まるコマンド)、コマンドのみで作成してみます。

pnt P001 0 0 50
pnt P002 15 0 50
pnt P003 50 0 50
plot pa all
frame
line L001 P001 P002
line L002 P002 P003
plus la all
seta se1 l L001 L002
swep se1 se2 tra 0 0 -50
plus sa all
frame

stamp08
クリックすると大きくなります

seta s A001 A002
seta se3 s A001 A002
swep se3 se4 rot P004 P001 2
plus va all

stamp09
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  1. 2010/02/28(日) 17:44:44|
  2. Calculix線形静解析
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